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赤ら顔・赤あざ・赤いシミ・赤いホクロ

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赤ら顔・赤あざ・赤いシミ・赤いホクロ|立川皮膚科クリニック|ニキビ、シミ、赤ら顔の治療|美容皮膚科

赤ら顔、赤あざ、赤いシミ、赤いホクロ

赤ら顔、赤あざ、赤いシミ、赤いホクロ

人の体内には、無数の毛細血管が巡っています。毛細血管は通常、皮膚の表面には見えませんが、何らかの原因により、毛細血管が拡張し、皮膚表面に近い組織中に血液が過剰に滞ってしまい、肌に赤く浮き出て見えることがあります。この現象を赤ら顔(毛細血管拡張症)といいます。

その他にも、赤みを気にしている方は沢山いらっしゃいます。
ニキビ跡の炎症(炎症後紅斑)の赤みがずっと引かない、年を重ねるうちに赤いホクロ(老人性血管腫)が増えてきた、透けて見える血管をメイクで隠しきれない、ストレスや緊張から顔が赤くなってしまう、顔の赤みを周囲に指摘されて人前に出たくないなど、これらのすべての原因は血管にあります。

必要のない血管のみ治療をすることで、赤みを改善に導きます。

赤ら顔、赤あざ、赤いシミ、赤いホクロ、赤あざとは?

赤ら顔(毛細血管拡張症)

赤ら顔(毛細血管拡張症)

毛細血管拡張症は、動脈と静脈をつなぐ毛細血管が拡張し、なんらかの理由により元に戻らなくなり、皮膚から透けて見えるようになった状態をいいます。

原因

皮膚の薄さ…肌の二層目にあたる真皮には、毛細血管が密集しており、特に顔に集中しているため顔が赤くなりやすい原因の一つとされています。さらには、皮膚最上部の表皮が薄いと毛細血管が透けてしまうので赤ら顔になりやすいのです。加齢によって皮膚にある脂肪量が減少する事で症状が現れることもあります。

気温の寒暖差…皮膚の毛細血管のはたらきの一つに、外気の温度に合わせて血管を拡張・伸縮させて一定の皮膚温度を保つ役割があります。特に寒い地方では、温度差の激しい室内外の出入りを繰り返すことにより毛細血管の収縮力が低下、皮膚表面の温度を下げないように拡張していた毛細血管は拡張したままとなり、顔が赤く見える状態が続くのです。

アルコールや香辛料などの多摂取…抹消血管を拡張する作用をもつアルコールや、刺激の強い香辛料などを摂り過ぎると、血流がうっ血(血流が停滞し増加した状態のこと)しやすくなり、赤ら顔が目立つ原因の一つといえます。

女性ホルモンなどの影響…毛細血管拡張症は女性に多く見られる疾患であり妊娠中に多く現れることから女性ホルモンが影響していると考えられています。

赤あざ(苺状血管腫)

赤あざ(苺状血管腫)

生後間もなくから生じる赤あざの1種で、見た目が赤く苺のように見えることから苺状血管腫と呼ばれています。生後2週の頃から徐々に盛り上がり、1歳過ぎから自然に小さくなってきますが、盛り上がりや皮膚のたるみが残ることもあるため、最近では積極的に治療するようになりました。

原因

未熟な毛細血管が増殖することで発症します。日本人の発症頻度は0.8%~1.7%で珍しい疾患ではありません。

赤あざ(単純性血管腫)

赤あざ(単純性血管腫)

生まれた時からある平たい赤あざです。大人になっても自然に消えることはなく、ゆっくり色が濃くなっていったり、また体が大きくなるに比例してあざの面積も拡大することがあります。

原因

赤ちゃんがまだお母さんのお腹にいた胎児のころに、皮膚の下層にある真皮の毛細血管が拡張したり、異常繁殖して赤あざができたものです。

赤いシミ(炎症後紅斑)

赤いシミ(炎症後紅斑)

炎症を伴うニキビにより、炎症部分全体の皮膚が赤くなり、さらに、ニキビの再発を繰り返すと炎症がおさまらず、赤みを伴った状態が続いてしまいます。また、肌質によっては長期的に赤みが続くこともあります。
これを炎症後紅斑といいます。

原因

ニキビにより肌に炎症がおこると、身体は炎症を治すために毛細血管が血流を増やす性質があります。炎症が落ち着くと血流は元に戻るため、赤みが消えることがほとんですが、慢性的な炎症の場合は、炎症が落ち着いても、血管が元に戻らなくなることで赤みが残ることもあります。

赤いホクロ(老人性血管腫)

赤いホクロ(老人性血管腫)

赤いホクロのように見えますが、血管腫の一種で、老人性血管腫といいます。

原因

皮膚表面近くの毛細血管が増えることが原因で発生します。
加齢が原因となることが多く、紫外線、生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの影響により、若い人にできることもあります。自然に治ることはありません。

酒さ

酒さ

中高年の顔中央(鼻や頬)にできやすい慢性炎症性疾患です。

原因

はっきりと分かっていませんが、外部刺激を受けることで、炎症、発赤、などの症状があらわれます。
また、長期間ステロイドを外用薬として使用したときに酒さ様皮膚炎が起こることが知られています。

保険適用・自費について

赤ら顔、赤あざ、赤いシミ、赤いホクロの治療には、保険が適用されるものと、自費での治療の2種類があります。
保険適用となる赤ら顔、赤あざ、赤いシミ、赤いホクロは、単純性血管腫・苺状血管腫・毛細血管拡張症と診断されたものに限られます。
自費診療では、保険適用外のお悩みに対して、レーザー治療をご提案することが可能です。

保険診療

※下記の治療は保険適応です。
当院では、Vビームを使用し、保険治療をおこなっています。

単純性血管腫

境界線のはっきりした身体のどこにでもできる、生まれつきの赤いあざで、命への危険はなく、見た目が気になれば、治療して取り除くこともできます。

苺状血管腫

新生児に多く見られる赤あざの一種です。毛細血管が異常に増殖してできる良性の腫瘍で、見た目が苺の実のように見えることから苺状血管腫と呼ばれています。

毛細血管拡張症

皮膚の真皮の毛細血管が拡張したもので、血流が通常にくらべて増加した状態で皮膚が赤くなることをいいます。

自費診療

赤ら顔・赤いシミ・赤いホクロの症状に合わせ、レーザー治療方法があります。

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Vビーム
ノーリス
シルファームX
フォトフェイシャル(M22)

治療方法